塗料代だけじゃない？外壁塗装を依頼するうえで覚えておきたい「足場代」
外壁塗装を業者に依頼する場合、安くはない費用が発生します。そのため、塗料代がどの程度になるかを事前に調べる方もいるでしょう。しかし、その際にトータルの費用に含めておらず、思わぬ誤算を生みがちなのが「足場代」です。外壁塗装工事ではほとんどの場合で足場代が生じるため、いくら費用が必要になるのか試算しておくことをおすすめします。
知っておきたい「足場」の相場
足場の単価は、業者によって多少の差は生じますが、概ね1平米700円～800円程度が相場と言われています。そのため、一般的な20～40坪程度の戸建て住宅の場合には、約15～25万円の足場代が発生するでしょう。
仮に家の床面積が40坪を下回るにもかかわらず、足場代として40万円以上の見積もりが出された場合は、悪徳業者の恐れがあるため警戒が必要です。足場の費用は、水増しで見積もりをされやすい項目のため、不信感を抱いた場合にはすぐに説明を求めるようにしましょう。
また、「部分塗装」を行う場合には、足場を設置する範囲も狭まるため費用も安くなります。その場合の相場は、5～10万円程度です。しかし、たとえば一面のみに足場を設置する場合、通常に比べて固定が緩くなり、安定感がなくなる恐れがあります。足場が不安定になると、工事の安全性におけるリスクが高まるため、外壁塗装を依頼する際はなるべく全面塗装を検討してください。
外壁塗装における足場の必要性
外壁塗装工事で生じる足場代は決して安価ではないため、足場抜きでの施工を希望される方がいるかもしれません。しかし、足場は以下の理由により、例外を除き外壁塗装では設置することをおすすめします。
安全性確保
前述したように、足場は塗装作業を行う職人の安全性を確保するために不可欠です。外壁塗装では、高所での作業が大半を占めます。万が一転落事故が発生した場合は、職人の身に危険が及ぶのはもちろん、作業の中断を招きかねません。工事をスムーズに進める意味でも足場は設置するようにしましょう。
作業クオリティーの維持
足場がきちんと設置することで、作業時の安定感が増します。それは塗装のクオリティーにも大きく関わってくるでしょう。一方で足場がない状態で無理な体勢での作業を強いられると、塗装にムラが生じる恐れも出てきます。塗装にムラが生じた場合、どんなに高機能な塗料を使用していても、本来の効果を発揮できません。
周辺環境への配慮
足場を設置すれば、その上から塗料の飛散を防止するネットをかけられます。これにより、近隣住民とのトラブル発生を防止する効果が期待できるでしょう。もし足場を組まずに塗装工事を行えば、塗料が付近の住宅や通行人に飛び散る恐れがあり、重大なトラブルに発展する事態も懸念されます。
足場代無料を謳う業者には要注意
外壁塗装業界の中には、「足場代無料」を宣伝文句としている業者も存在します。しかし、既に紹介した通り、足場設置には多くの場合20万円前後の費用が発生し、業者にもよりますがこれは外壁塗装工事費の20％程度を占めるほどの金額です。
足場の設置は業者側にとっても必須項目の1つなのであり、仮に足場代を無料とすれば赤字に陥るリスクも考えられます。通常の塗装業者であれば、足場代を無料とすることはほとんどありません。
そのため、「足場代無料」を謳っている業者は、別の費用に足場代を上乗せしているだけの悪徳業者の危険性があります。こうした業者への依頼は、当然避けた方が無難です。
また、足場を設置しない施工をおすすめしてくる業者にも、同様に警戒する必要があるでしょう。前述した通り、足場の設置は作業クオリティーの維持に不可欠です。その足場を設けない業者は、手抜き工事を行う危険性があります。手抜き工事をされた外壁は本来の機能を発揮できず、塗り直しが必要となるパターンもあるため、十分に警戒してください。
適切な料金での足場設置をご希望なら、塗装のミドリヤにご連絡ください
適切な足場代によって行われる塗装工事をご希望なら、有料業者に依頼をするのが望ましいでしょう。ただし、塗装業界は玉石混交の世界なため、優良業者を判断するのは簡単なことではないかもしれません。もし業者探しでお困りなら、塗装のミドリヤまでご連絡ください。
昭和55年に創業して以来、3000件を超える施工実績を持つ塗装のミドリヤは、お客様から高い信頼を獲得してきました。ご相談や見積もりには無料で対応しているので、外壁塗装の料金がどの程度になるか知りたい方は、ぜひご利用ください。