塗装は紫外線で劣化する!紫外線に強い塗料はある?
紫外線を人が浴びると日焼けの原因になります。同様に、住宅の外壁も紫外線を浴び続けると塗装の劣化につながります。そのため、日がよく当たる壁面は他の部分よりも早く劣化してしまうことも……。ここでは、紫外線を浴びることで起こる塗装の劣化や紫外線対策などについて解説します。
紫外線対策なら「ラジカル制御型塗料」がおすすめ
紫外線は、外壁の劣化を引き起こす大きな要因と言われています。塗料に使用されている白色顔料の主成分「チタン」は、紫外線を受けると劣化要因である「ラジカル」を発生させます。樹脂の結合が壊れることで、塗膜が劣化してしまうのです。
こうした事態は、塗料を工夫することで防げます。その代表例が「ラジカル制御型塗料」です。大手塗料メーカーから2012年に販売された塗料で、「劣化要因であるラジカルの影響を抑える」「紫外線に強い」という特性から幅広い人気を集めています。
ラジカル制御型塗料を販売するメーカーは、増加傾向にあります。外壁塗装をする際は、「ラジカル制御型塗料を使えないか」と、業者にぜひ相談してみましょう。
「ラジカル制御型塗料」を使用するメリット
紫外線に強い「ラジカル制御型塗料」ですが、この塗料に含まれる樹脂は一般のものと変わりません。そのため、高性能でありながら価格が安いという特徴があるのです。色のバリエーションも多く、好きな色を選びやすいため、「外壁塗装にコストをあまりかけたくない」場合にも良いでしょう。
他にも、ラジカル制御型塗料を使用すると「チョーキングが起きにくい」というメリットがあります。チョーキングとは、外壁に触れた際に白い粉(塗料内の合成樹脂が分解され、顔料が粉状になって表面に現れたもの)が手に付く現象のことで、「白亜化現象」とも呼ばれます。チョーキングを防ぐと、ひび割れや水漏れも防げるため、外壁劣化も期待できるでしょう。
色あせしにくい塗料の「色」を知ろう!
日々紫外線にさらされている外壁ですが、色によっても劣化しやすさが異なるのをご存じでしょうか? 家の外観を美しく保つためにも、色あせしにくい色を知っておきましょう。
光を吸収しにくい白
白には、「光を吸収しにくい」特性があり、紫外線による影響を受けにくい傾向にあります。そもそも色あせが目立ちにくい色なのもポイントでしょう。しかし、白の塗料は埃や排気ガスなどの黒い汚れが目立つ、というデメリットもあります。そのため、「家の見た目をきれいに保ちたい」というだけで白の塗料を選択すると、手入れが大変といったリスクもあるでしょう。
色おあせが起こりにくい黒
黒色塗料に含まれる顔料は「カーボンブラック」を原料としています。着色力が高いうえ、無機顔料であるため色あせが起こりにくいとされています。ただし、色あせが絶対に起こらないというわけではなく、色あせしてしまった場合にはそれが目立ちやすい点にも注意が必要です。また、「意外と汚れが目立つ」というデメリットもあります。
紫外線の影響を受けにくい青
青い塗料は、「家が明るく見える」ことから人気があります。光を反射しやすいので、紫外線の影響を受けにくいのも魅力です。また、白や黒に比べ汚れが目立ちにくいのもポイントです。ただし、劣化が目立ちやすい色であるというデメリットがあります。
赤・黄・緑は色あせしやすい
赤・黄・緑は「もっとも色あせしやすい」とされています。原色に近い鮮やかな色や暖色系の色は紫外線に弱く、劣化しやすいためです。最近人気の緑色や黄色を取り入れたいなら、トーンを抑えて黒に近いダークグリーンや白に近いクリームにすると劣化しにくいでしょう。
紫外線に強い外壁塗装を実現したいなら、塗装のミドリヤにご連絡ください
紫外線に強い塗料を使った外壁塗装を行う場合、専門業者への依頼がカギとなります。最適な塗料をチョイスするのであれば、専門的な知識を持った業者への依頼が重要です。
塗装の知見が深い業者なら、最適な塗料を選択してくれるだけでなく、お客様側の予算を考慮し「日差しがよく当たる面のみ」に塗装を施してくれるケースもあります。これにより、余計な費用の発生も防げるでしょう。しかし、経験豊富な業者を見つけるのは、普段から外壁塗装業者と付き合いを持っていないと容易ではありません。外壁塗装業者選びで悩んでいる方は、塗装のミドリヤまでご連絡ください。
塗装のミドリヤは創業から40年の歴史を誇る塗装業者です。これまで4,000件以上の施工を手掛け、豊富な経験と実績を培ってきました。さらに、外壁塗装のご相談や見積提出については無料で対応。お客様の相談に対して最適な提案をお約束しておりますので、外壁塗装を検討している方はお気軽にご相談ください。