外壁塗装中、給湯器や暖房は使える?
冬や春先など、冷え込む季節に外壁塗装を依頼する場合、「工事中に給湯器や暖房が使用できるか」は重要なポイントとなるでしょう。使用できない場合、外壁塗装の依頼時期を見直す方もいるかもしれません。そこで今回は、外壁塗装中に給湯器や暖房は使えるかどうかについて詳しく紹介します。
給湯器使用は基本NG
外壁塗装を業者に依頼し、実際に工事を実施している最中、注意しておかなければならないのが給湯器の使用です。作業のため給排気設備・給湯器が養生された状態にも関わらずガスの使用を試みると、着火不良だけでなく異常着火が生じる危険性があります。
異常着火が生じれば、給湯器の故障につながるリスクは否定できません。給湯器が故障してしまうと、さまざまな面で不便を感じるのは間違いないでしょう。加えて、養生された状態の給湯器を使用すると、熱が上昇することから養生シートが発火して大きなトラブルにつながる恐れもあります。
さらに、外壁塗装中は基本的に窓などを閉め切るケースが多くなります。換気が十分ではない状態でガスを使用すれば、不完全燃焼による一酸化炭素中毒発生も懸念されるでしょう。
一酸化炭素は少量でも人体に大きな悪影響を与えるものであり、重度の一酸化炭素中毒に陥った場合は最悪生命が脅かされる恐れがあります。そのため、外で外壁塗装の作業を行っているときは、給湯器の使用を控える意識を持っておきましょう。
外壁塗装は給湯器交換のチャンス?
外壁塗装は給湯器交換のタイミングかもしれません。根拠として、給湯器はタイプにもよりますが、寿命は概ね10年です。そして、外壁塗装は多くの場合10~15年に一度の頻度での実施が推奨されています。つまり、新築の家に住んでいるようなら、給湯器交換と外壁塗装のタイミングは同時にやってくるのです。
既に紹介した通り、外壁塗装中の給湯器使用は推奨されていません。どのみち給湯器を使用できない以上、交換の決断を下すのも選択肢の一つと言えます。
暖房は基本的に使用可能
給湯器の使用が推奨されない一方で、暖房の使用はどうか気になる方が多いかもしれません。結論から言うと、基本的に塗装作業中であっても暖房や冷房など、エアコンの使用は可能です。外壁塗装時には、当然室外機も養生シートで覆われます。ただし、優良業者であれば住人の事情を加味して、エアコンを使用できるようなカバーをしてくれるでしょう。
一方で、業者によってはこうした配慮をしてくれないパターンもあります。そのため、もし作業中にもエアコンを使用したいのであれば、必ず事前に要望を業者に伝えるようにしてください。悪徳業者でない限り、希望を叶えてくれるでしょう。注意点として、作業の中で一時的にエアコンが使用できなくなるケースも存在するため、その際は業者の指示に従ってください。
作業中にはエアコン使用ができないケースも
紹介した通り、外壁塗装中でも例外を除きエアコンの使用は可能です。ここでは、その例外とは具体的にどのようなケースを指すのか紹介します。
・外壁洗浄時
外壁塗装では塗料を塗布する前に、高圧洗浄を実施する工程が入ります。この際、エアコンを稼働させていると水が入ってしまう恐れがあるため、このタイミングで使用することはできません。
・危険が生じる作業中
外壁塗装において、塗料に溶剤系塗料を選択したり、塗装方法に吹き付け工法を選んだりした場合、エアコンの使用は難しくなるでしょう。使用すると、吸気によって室内に有害な臭いが入り込んでしまうリスクがあるからです。
・職人が不便に感じた場合
何らかの事情により、職人がエアコンの使用を不便に感じた場合は、一時的に利用を止める必要性があります。いつ、どのタイミングでエアコンを止めるべきかについては工程上の都合や家の構造によって異なるため、まずはしっかり業者と話し合うようにしてください。
外壁塗装で不安があるようなら、塗装のミドリヤにご連絡ください
外壁塗装中の給湯器やエアコンの使用について、事前に優良業者に相談すれば安心できる回答が得られるでしょう。一方で、悪徳業者に依頼すると杜撰な対応によって給湯器やエアコンが故障するリスクも否定できません。もし安心して塗装工事を依頼できる業者を探しているなら、塗装のミドリヤまでご連絡ください。
塗装のミドリヤでは1980年の創業からこれまで、3000件を超す外壁塗装工事を実施してきました。蓄積してきた豊富な経験を備えており、お客様からの質問に対しても真摯に対応しています。もし、工事中のエアコン使用に不安があるようなら、お気軽にご相談ください。