外壁塗装の見積り額が異常に安いときに確認すべき注意点
外壁塗装の見積り額が異常に安いときに確認すべき注意点
外壁塗装を検討する際に、どうしても気になってしまうのが値段ではないでしょうか。複数の業者さんに見積りをお願いして比較したい、という方は少なくないはずです。もちろん、各業者さんの間で見積り額は変わってくるものですが、ときに他とは比べ物にならないくらい安い見積りが出されることがあります。
安いことは大変ありがたいことですが、値段が安いからといって安易に業者を決めてしまってはいけません。残念なことに、こういったケースで悪質な業者さんと契約してしまったというトラブルも多いのです。もちろん、安い見積り額を出す全ての業者さんが悪質というわけではありませんが、「なぜ安いのか」という点をしっかり吟味する必要があります。
余計なトラブルを避けるためにも、注意するべきポイントを知り、信頼できる業者さんを見極めましょう。
●チェックポイント1 塗料
▼塗料の種類
まず塗装費用を抑えるために考えられるのが、塗料によるコストダウンです。
塗料は、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「ラジカル」「フッ素」といった種類に分けられます。一般的には耐久性などに優れたシリコンやラジカルが使用されることが多いのですが、価格を抑えるために安価なアクリルやウレタンの塗料を選定している可能性があります。
アクリルは塗料の中でも安価ですが、汚れに弱く耐久性も低いため現在ではあまり使われていない塗料です。ウレタンも性能ではシリコンなどには及ばないため、現在ではメインの塗料として使用している業者も少なくなっています。
▼塗布量
塗料によるコストダウンは種類によるものだけではありません。塗料には希釈して使用するものがありますが、その際に必要以上に塗料を薄めて使用する業者さんもいるようです。塗料には、各塗料メーカーが指定する「1㎡辺りで使用する塗料の基準」が定められています。この基準以上に希釈して使用すると、雑な塗装になってしまう可能性が非常に高くなります。塗る範囲と塗料の総量を照らし合わせて、塗料が少ない場合は注意した方が良いかもしれません。
●チェックポイント2 人件費
▼スタッフの質
塗装のように技術が必要な作業は、技術力の高いベテランの方に行ってほしいと思うのは当然のことでしょう。しかしベテランの職人さんを雇うためには、相応の人件費がかかってしまいます。そのためコストを安く抑えるために、経験の浅い職人さんに塗装を行わせる可能性があります。技術力の高い職人さんがいなければ、雑な塗装が施されてしまう可能性も高いため注意が必要です。
▼自社or下請け
塗装を下請け業者に流すことで人件費の削減を行う場合もあります。この場合は中間マージンが発生する可能性があり、下請け業者はその分を取り戻そうと工期を詰めようとする可能性があります。工期を短縮することでいい加減な塗装が行われてしまい、結果的に失敗という可能性もあるため注意しましょう。
●チェックポイント3 工程・工期
塗装を行う際は「下地処理」「下塗り」「中塗り」「上塗り」といった工程が必要となります。しかし人件費削減や工期短縮のため、下地処理を行わなかったり塗装の乾燥が不十分な状態で中塗り・上塗りを行ったりする業者さんもいるようです。工程を削減・短縮してしまうと、その分失敗のリスクは高まってしまいます。事前に塗装のスケジュールや日程表などを確認しておくと良いでしょう。
●チェックポイント4 塗装箇所
見積り書ができたら、外壁や屋根以外の付帯部分の塗装について確認してみましょう。見積り書には「雨樋」「鼻隠し」「破風・破風板」「矢切り」など細かい名称が書いてあるため、どこの塗装が行われるのかを知ることができます。複数の業者さんの見積り書を見比べてみると、塗装する場所に違いが出てくることもあるはずです。他と比べて明らかに記載されている塗装場所が少ない場合、施工中に塗装箇所が追加されていき、結果として金額が跳ね上がってしまう可能性があります。
●チェックポイントを見極めて業者選びを
「安く外壁塗装ができるなら……」と考えてしまう気持ちもあるでしょう。しかしその結果悪質な業者による雑な塗装が行われてしまっては意味がありません。もちろん、安く外壁塗装を行う業者の全てが悪質というわけではありませんが、安くなるのにはそれなりの理由があります。安い見積りが出た場合は、事前に安さの理由を確認するようにしましょう。
外壁塗装でお悩みの際は、昭和55年の創業当時から埼玉県川口市で地元に密着して外壁塗装を行ってきた「塗装のミドリヤ」にご相談ください。お客様の満足と納得に繋がる、最適なプランをご提案いたします。